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アウトドアイベントでブース出展&自然観察会を実施してきました。

2013.04.11
活動報告
icon_watanabe.jpg  広報・編集部の渡辺です。
4月6日(土)、7日(日)、代々木公園(東京)で開かれたアウトドアデイジャパン2013にブース出展してきました。アウトドアデイジャパンは、テントなどのアウトドアグッズのメーカーや、車メーカー、全国各地のキャンプ場などが一斉に集まり製品の展示や販売、体験などができる野外イベント。
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「激しい暴風雨が予想され外出を控えるほうがよい」とまで予報で言われていた週末だったので、当日はどうなることがドキドキしながら出展。しかし、天気予報に反して、土曜日は午後の2時過ぎぐらいから弱い雨が降り出しましたが、それまでは風も吹かず、会場には、幼児~小学生ぐらいまでの親子連れがたくさんきていました。
NACS-Jのブースでは、「ネイチャーキッズラボ」と銘打って、子どもたちが手軽に自然の不思議を体験できるプログラムを用意。
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▲当日は、環境教育に関心のある学生さんなど若者たちがボランティアスタッフとして大活躍してくれました。
箱の中に松ぼっくりや貝がらなどいろいろな自然のものを入れて、手で触ってあててもらうゲーム「箱の中身はなんでしょう?」は、子どもたちに大人気で、次から次へと子どもたちがブースの前にきてドキドキしながら箱の中に手を入れては、中のものを一生懸命当ててくれてました。
最後の箱の中にはアライグマの毛皮を入れていたのですが、答えを教えてあげながら、アライグマが増えすぎてしまっている現状を伝えると、お父さんお母さんも真剣に話を聞いてくれました。
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ブースの後方にはテントを張って、ニコンの携帯型実体顕微鏡「ファーブル」で日本の各地の海辺の砂を見てもらうコーナーをつくりました。こちらもたくさんの子どもたちが体験してくれました。
真剣にファーブルを覗きこみながら「こっちは白とか黒とか透明!」「こっちは貝が見えた!」など、興味津々な様子で次から次へと砂を覗く子どもたち。そして、そんなお子さんの姿を見て、「こんなに喜んで顕微鏡みたりする子だったなんて知らなかったです」などとびっくりするお母さんがいたり、砂の違いを始めて知って「顕微鏡うちにも欲しい!うちの砂を見たい」とおねだりする子がいたり、大好評のコーナーとなっていました。
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そして何よりも注目を集めたのが、今年の「自然しらべカメ探し」の宣伝のために会場に連れてきたイシガメ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメたち。ミシシッピアカミミガメが今日本に増えていること、日本の固有種は激減してしまっていることなどとともに自然しらべについて説明すると、お父さんお母さんたちは「確かに公園の池でみるカメはアカミミガメっぽい」「ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)ってこんなに大きくなるなんて知らなかった」「近所でカメをみたことあるけど何カメが気にしたことがないから今度よくみてみる」などと、「自然しらべカメ探し」に興味を持ってくださいました。
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ときどき突風があったものの晴天となった日曜日は、代々木公園の歴史に詳しいNACS-Jの亀山理事長が自然観察会「Let?s Go!代々木公園探検」を時間を分けて3回実施。
「双眼鏡を持って探検に行くよ!」と呼びかけると、子どもたちは目を輝かせて参加してくれました。
はじめて双眼鏡を使う子も多く「鳥がめっちゃでっかく見える!!」と感動の声。公園を歩きながら、新緑の葉の様々な色合いや、ムクドリの水浴びやコゲラなど公園の野鳥をじっくり観察。普段見えない世界が見えるワクワク感たっぷりの観察会になりました。
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▲観察会の最後には、ボランティアで参加してくれた「生きもの紹介コンテンツデザイン”ぷろここ”」のから野鳥カード(写真右)のプレゼント。かわいいイラストに子どもたちは大喜び。

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大人が多かった回では、古地図を見て、代々木公園が江戸時代は井伊家の下屋敷だったことを確認。その後、陸軍の練兵場→米軍兵士の家族が住む町→オリンピックの選手村に……と姿を変えていった公園の歴史を聞きながら、新緑の中を歩きました。米軍兵士家族のおしゃれなお家が、まだ一軒だけ、公園の一画にに残されているのをご存知ですか?
二日間を通し、アウトドアデイジャパンを目的に来た家族や、代々木公園にたまたま散歩に来ていた人など、たくさんのひとがNACS-Jのブースに立ち寄ってくれました。
今回のイベントは特にこれまでNACS-Jとの接点が少なったアウトドア好きな家族に、外来種問題をはじめとした身近な自然の問題やNACS-Jの活動などを伝える貴重な機会となりました。
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▲ニコンから複数の双眼鏡もお借りして、双眼鏡の使い方を教えるコーナーも設置。

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