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2013年3・4月号(No.532)
特集:子どもと楽しむ自然観察

2013.03.04
書籍・発行物


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今月の表紙 

アシハラガニ


 

撮影・解説    小此木宏明

大震災から2年目の夏、宮城県の蒲生干潟で出会ったアシハラガニ。じっとカメラをかまえていると足元まで寄って来た。蒲生干潟は津波の影響で干潟・砂州の形が変わり、環境が大きく変化してしまった。カニも少なくなっているのではと思ったが、チゴガニなども姿を見せた。カニが有機物を食べ、そのカニをシギなどの鳥類が食べる。国設の鳥獣保護区でもある干潟には、多くの鳥類が採餌や安息の場を求めやって来ていた。干潟は少しずつ自然豊かな環境に自らの力で戻りつつあるようだ。

 

CONTENTS

 


★巻頭メッセージ
東日本大震災から2年― 復興に向けて


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★特集
子どもと楽しむ自然観察

自然体験の減少が指摘される最近の子どもたちですが、
今も昔も自然への興味・好奇心は変わりません。
今回の特集では、自然大好きな大人たちから子どもたちへ、
自然の魅力を伝えるためのコツをお届けします。

●なぜ子どもには自然とのふれあいが必要か
●発見を楽しむ達人の観察会
●観察会をやってみよう
●観察会を盛り上げるとっておきアイテム
●福島の子どもたちに自然体験を
●お母さんたちの声で始まった「谷戸体験」授業
●子育て支援団体と連携して呼びかけ
●組織力で信頼関係づくり
●自然の中で子どもたちにつかんでほしいもの

※会報3ページの表記に誤りがありました。原稿執筆者である小澤紀美子様の肩書が「東海大学名誉教授」となっていましたが、正しくは「東京学芸大学名誉教授」です。お詫びして訂正いたします。


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★特別企画

東日本大震災から2年 ―  東北はいま
被災地の人々・自然の想い

東日本大震災から2年、被災地の自然環境の状態を伝える報道はほとんどありませんでした。
今、被災地で加速する復興計画には、地域の自然環境や土地の成り立ちを無視した計画も少なくありません。
NACS-Jは生物多様性保全と持続可能な地域の復興に役立てるため、海岸の自然と、人と海とのふれあいを調べる東日本海岸調査を実施してきました。その調査報告と、被災してもなお自然を守る活動を続けているNACS-J会員の方々の想いをお伝えします。


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★NACS-J活動クローズアップ

辺野古アセス・有識者研究会のあり方について意見書を提出しました。

※「普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書(補正後)」への意見はこちら

海岸堤防・防潮堤復旧事業と海岸防災林復旧事業に関する意見書出しました。

宮城県仙台海岸の防災林事業の問題点と改善策を協議しました。

自然観察指導員講習会 2013年度の日程が決まりました!

新宿御苑ネイチュア・フィーリング自然観察会 参加者&リーダー大募集!

●全国から集まった参加者の皆さんと市民調査の成果と意義を共有しました。

東日本大震災後の復興を考えるセミナー&沼田賞授賞式を開催しました。

●自然しらべ2013 今年のテーマはカメ! 子どもとカメ探しにチャレンジしてください。

●生物多様性の道プロジェクト
 草原サミットで地域の魅力の”見える化”


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★今日からはじめる自然観察

カエルなぜ鳴くの?

田んぼには、命を次の世代につなぐためにカエルたちが集まってきます。
川や渓流などに集うカエルもいますが、ここでは田んぼに集うカエルをご紹介します。

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★シリーズ新・生命の輪 41

カタクリはどこを向いて咲く?

春先に林床をその花でピンク色に染めるカタクリは、代表的な里やまの植物。
今回は、カタクリの花がどこを向くのか? という疑問に答えながら、植物の花にみられる巧妙なしくみを紹介します。

★NEWSハイライト
全国調査で見えてきたスズメ少子化 都市部で1家族平均1.6羽
痛いっ! メリケントキソウ 抜くなら今
ヨーロッパの新しい治水 すべての開発で環境悪化は許さない

★読者の広場
掲示板/お便り/次号予告・新入会員/Nature Navi

★BOOK&PRESENT

会報『自然保護』は、NACS-J会員に隔月でお届けしています。

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