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猛禽類調査資料(情報公開版)とNACS-Jからの添付文書を、水資源開発公団から公開

1999.12.07
活動報告

7日の発表は午前中に岐阜県庁の県政記者クラブで、夜から国土庁と環境庁の記者クラブ合同で実施しました。岐阜県庁での発表は3時間にも及び、各記者からはさまざまな質問が飛び交いました。これはこの問題の注目度が高いことを物語っています。

991207公開資料加工作業.jpg膨大な資料は、自然保護上の観点から情報公開に必要なものとマスキング(一部または全部を非公開とすること)すべきものとに分類しました。

 

 

 

 

991209公開資料.jpg公開された資料の冒頭では、マスキングの趣旨やその区分の根拠などを明記し、全体の資料の中でも、特に営巣地が特定できるような地図に関しては削除するなどの加工が施してあります。また徳山ダムにおける猛禽類調査資料の検証の結果、複数の問題、しかも、対象となったイヌワシとクマタカという2種の大型猛禽
類調査の本質に関わる基本的問題があると判断され、その内容については、添付文書の中で詳しく記載しています。

NACS-Jでは、これらの資料が今後の全国での大型猛禽類の調査に関する審査、及びその生息地の保全に役立つよう最大限活用していきます。

公開された資料は、手続きをとることで公団において閲覧・貸し出しが可能ですが(手続きについてはこちらをご覧ください)、イヌワシやクマタカを保護するためには、資料の取扱には厳重な注意が必要です。

今後この資料をご覧になる方も、猛禽類とその生息地を保全するため、資料の取扱についてはご注意ください。ご協力、よろしくお願いします(資料の取り扱いについてはこちらをご覧ください)。

(森本言也・編集広報部)

 

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