↑(左) 玉切りした木とユキダルマ (右上)ムササビ親子のしっぽ (右中央)エビの炭焼き (右下)ミヤマホオジロ
↑(左)クマと思われる糞 (中)雪の中センサーカメラを設置 (右)ツクバネ
赤谷の日には珍しく、朝から雨模様のため、サンプリングはあきらめ、小出俣沢とムタコ沢でセンサーカメラの設置を行いました。
雪が舞う小出俣林道。ゲートをはいると積雪はなし、足跡はまず見つからない状況です。しばらく行くと路肩に荒っぽい手掘りの排水溝みたいな溝が・・・。良く見るとなにかを探してイノシシが林道上につけた痕のようです。道路中央に近い硬い部分にも溝が掘ってあります。前足と鼻先で掘るのでしょうか、締め固まった林道表面をなんなく削れるのはたいしたもんです。
もう少し進むとかなり分解が進んだクマ(らしき)糞が出てきたくらいで、調整池のあたりまではセンサーカメラをどこに・・・ときょろきょろするのが主たる林道歩きでした。
ところが調整池の左カーブを曲がって積雪計が見えるあたりまで来ると状況が一変。浅い積雪が一面に広がる光景で、あちらこちらにニホンジカ(orカモシカ)と思われる足跡が縦横に走っていました。カーブを曲がれば景色が変わった・・・積雪計を設置したあたりでなにが原因で景観の変化が現れるのか、興味深いところです。足跡で最終的に確認できたのは、キツネとテン(orイタチ)と思われる足跡くらいでしたが、自分としてはウサギの足跡とまったく出会わなかったのが不思議な気分でした。だいたいこんな景観では特徴のあるウサギの足跡があっちこっちにあるイメージがあるのですが・・・。
センサーカメラは積雪上のニホンジカ(orカモシカ)の足跡を目印に2箇所設置してきました。鳥についてはカケス、シジュウカラ、コゲラ、ミソサザイそれに調整池にマガモ・・・。この時期にしてはめずらしく、雨が朝方降り、雪に変わった午後、生き物たちは季節の様子をじっと見ていたのでしょうか、ちょっと静かな林道歩きでした。(サポーター丹羽)
***作成中です!***
村の家の風呂場は湿気が多いため、物置等に利用できないので、湿度対策として、赤谷の日に焼いた炭を敷きました。
また、かねてからサポーターの方々の要望を訊いていた植物や昆虫などの図鑑類が届きました。それをたくみ小屋に配置するための本箱を、サポーターによる手作りで作成しました。手作りとは思えないような立派なものができ、皆さん、大変喜んでいました。坂西さん、小久保さんありがとうございました!(赤谷センター小川)
2日目は、あいにくの雪というか吹雪。。。そこで、予定を変更して蝶の観察サイトとして整備しているエリアで伐採した倒木の整理を行いました。降りしきる雪の中、3時間ほど玉切りをして、みんなで気持ちのよい汗をかきました。例年より雪も少なくて暖かいということでしたが、どんなに厚着をしても千葉っ子の私にはこたえる寒さでした。(NACS-Jインターン生 阿部)
2日目の午後からは、いきもの村の倉庫整理を行いました。棚を作り、道具の収納場所を整理して、どこに何があるのかわかるようにしました。棚などはすべて倉庫内にあったものを使って、手作りしました。捨ててしまったらゴミでしかないけれど、工夫次第で使い道はいくらでもあるものだと感じました。私もモノを大切にしたいと思います。
今回、赤谷の日の日程と併行して、「モリゾー・キッコロの森へ行こうよ」の撮影が行われていました。撮影の合間記念に写真を撮ってもらいました!(NACS-Jインターン生 阿部)
↑(左)センサーカメラで越冬するクモ (中)下の水場に現れたホンドテン(07/12/21 23:37)
(右)ムササビハウスを利用するムササビ(07/12/12 5:11)。カメラを設置した07年12月5日に、中身が空っぽなのは確認しました。撮影結果を見ると、この前日(07/12/11)の 6:04頃から、ムササビハウスを使い始め、寒かったのか、翌日に早速巣材をもって帰ってきたようです。
いきもの村では、定点のセンサーカメラ撮影を続けています。36枚撮りフィルムを使用すると、1ヶ月に1回のフィルムと電池の交換が丁度良いタイミングです。赤谷の日2日目の午後、雪も小降りになりましたので、フィルムと電池の交換を行いました。
この時期センサーカメラの中は、越冬体制のクモが居ます。一見したところ、全部同じ種類のクモと思われます。樹に設置し続けているので、樹皮の間かなにかと間違えてしまったのでしょう。私たちがフィルムの交換を始めると、びっくりしてモゾモゾと動き出します。なんという名前のクモなのか、今度調べてみたいと思います。(NACS-J出島)
写真/文:青木邦夫、竹村秀雄、小川純、阿部薫、丹羽牧人、出島誠一
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