↑上段:(左)倒木に群生していたキノコ (右上)木陰で休むシュレーゲルアオガエル (右下)秋の森の恵み!
下段:(左)クリやミズナラの実を食べるニホンザルの群れ (中)ノコンギク (右)ヤマブドウ
トラップ数 | 成熟 | 未熟 | しいな | 虫害 | 獣害 | 殻斗 | |
ブナ | 6 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
イヌブナ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
コナラ | 5 | 67 | 164 | 0 | 13 | 0 | 173 |
ミズナラ | 4 | 56 | 64 | 0 | 6 | 0 | 83 |
クリ | 3 | 2 | 2 | 0 | 7 | 0 | 1 |
トチノキ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
↑左)支柱に残った歯の跡 右)押し潰されたようなトラップ
今月も、21本の調査対象木の、トラップの内容物を回収しました。結果は右の通りです。
コナラ、ミズナラは、やっと熟したものが落ちてきました。未熟は、風などで落ちたものがほとんどだと思います。ブナ・イヌブナは、トラップ対象以外の木も、成り具合を目で確認していますが、なかなか実っているのが見つかりません。また、ムタコ沢のブナのトラップは、2箇所壊されていました。押しつぶしたような感じで、支柱の先に歯の跡があるので、くまさんが何かを見つけたのかもしれません。トラップ回収中に、大きなミズナラの根元にマイタケを発見。山の神様に感謝です!(サポーター川端)
二日間を使って、基本の5ルートを調査しました。サンプル数は下記のとおりです。
10月6日 ムタコ林道/1サンプル、 いきもの村/4サンプル、 赤谷林道/1サンプル
10月7日 小出俣林道/4サンプル、 雨見林道/6サンプル、 いきもの村/6サンプル
先月と比較をすればサンプル数は増えたものの、それでも前年に比べると少ない状態が続いています。理由はわかりませんが、雨の影響ばかりではないような気もします。いきもの村周辺ではアケビを食したフンが多くみられましたが、全体的に内容物はほぼサルナシで、相変わらずネズミ等の動物食は殆ど見つけることは出来ませんでした。林道上には、ツルウメモドキの実も落ちており、来月はこれを食したサンプルも採取されるかも知れません。
(サポーター青木)
10月のセンサーカメラは出島師匠が参加できなかったため、農工大4年の渡辺が報告させていただきます。
今回は6日に法師線〜三国街道〜永井宿のルート、7日に三国トンネル脇〜三国街道〜三坂線のルートを歩き、新たなカメラの設置と既設カメラのフィルムの交換を行ってきました。手伝っていただいた皆様、本当にありがとうございます。
6日には永井宿方向に下って行く途中のミズナラ林で、ニホンザルの群と遭遇!20頭程度の群で、さかんに木をゆすってドングリを落とし、食べているようでした。後日フィルムを回収したところ、その付近数ポイントのカメラにはサルが大量に写っていました。データは現在取りまとめと分析を行っているところです。皆様にご報告できるような成果が出せればと思いますので、どうぞよろしくお願いします!(サポーター渡辺)
写真/文:青木邦夫、竹村秀雄、平井希一、渡辺晶、川端自人
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