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11月赤谷の日(11/5-6)

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毎月第一土日の活動日「赤谷の日」。11月赤谷の日です。

1日目は、木の実豊凶調査、南ヶ谷湿地保全、ホンドテンモニタリング、炭材・薪材集めを行いました。2日目は、早朝にいきもの村自然誌調査。その後、三国峠あたりの紅葉はすっかり終わっていたので、いきもの村(手道)~カッパ広場(猿ヶ京)の歩道を散策。その後、新治地区の観光スポット「たくみの里」を訪れたことがないというサポーターの方が多いことに驚いて、たくみの里で散策と昼食となりました。

木の実豊凶調査は、一部、まだ実が落ちそうなブナのトラップを残して、大部分のトラップは回収をしました。ブナは豊作と言えるほどではないかもしれませんが、少なくともこんなに大変な仕分け作業は2006年の開始以来はじめて。個人的には少し感慨深く作業をしました。今年は本当にクマ棚を見かけません。実りが多い時はわざわざ木に上らないのかもしれません。

南ヶ谷湿地では、来年度行う予定の湿地周辺の人工林の間伐作業方法についての現地検討、珪藻調査用のサンプル採集、定期のセンサーカメラと定点撮影を行いました。

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↑南ヶ谷湿地の周辺の人工林で検討中

ホンドテンモニタリングは補修作業中の赤谷林道を除いた、雨見、ムタコ、小出俣の3ルートを実施。全体的には定番のサルナシが主体ですが、ムタコ林道でウラジロノキが多く採取されています。

炭材・薪材集めは、大峰林道入口付近の伐採地の残材を回収し、軽トラ6台分を運搬して頂きました。これで、来月はバージョンアップした窯で炭焼きです。

2日目はいきもの村から縁結びの滝、カッパ広場までを散策、いきもの村周辺の紅葉はちょうどピーク。十分に楽しめました。道もしっかりしているので、ちょっとした散策ルートとして、誰でも楽しめます。

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↑手道集落周辺。小雨が降っていますが里地の紅葉が綺麗です。

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↑猿ヶ京で紅葉を見ながら迎えの車を待っていました。

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↑まんてん星の湯で¥500で販売。

「カッパ広場」「縁結びの滝」について、何でその名前?と思った方はぜひ『猿ヶ京温泉語りガイド・おとめ婆の祈り』をご覧下さい。地域に伝わる民話が、地図と綺麗なイラストで楽しく紹介されています。

その後、地域協議会長浜さんのガイドでたくみの里を散策して須川茶屋で昼食後に解散としました。

参加されたみなさまお疲れ様でした。

(NACS-J出島)

サポーターの平井です。

遅くなりましたが、7月の赤谷の日、テンモニチームで赤谷林道を行きました。

もうほかの記事に

あるように、残念ながらサンプルは1つもみつからず。

それでも、何の動物か不明の、サクラの種子満載のフンを熱心に調査するテンモニチーム

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さて、ふと赤谷の渓谷の対岸を見ると、真っ白なウェディングケーキが私たちを

出迎えてくれました。まるで優しくなぐさめてくれるようでした。

ウェディング.jpg

写真だと判りにくいかな?見た目では、緑濃くなる森の中に、ほんとうに目立つ白!白!

良く見ると、①真ん中の真っ白ほどじゃないけど、右上に点々と②クリーム色がわかります?

さて、問題です。これは何でしょう?

①真っ白↓これです。

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②これです。林道沿いにもたくさんありました。

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①はヤマボウシ、②はアワブキ(濃厚な甘い香りまでします。)

まだまだありました。もうおわりかけですが、エゴノキ。

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そして、ウリノキ。この花は、花びらがくるっと巻いて一見目立たなそうですが、

飛んでくる虫たちにとってはどうでしょうか?

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白い花がこの季節になぜ多いのか、今回、よくわかった気がしました。

調査というと、なじめないイメージあるかもしれませんが、こんな楽しみや発見にふと出会ったり

します。ぜひ!

 

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