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12月赤谷の日(12/1-2)

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↑12月2日にいきもの村から見られた仙ノ倉(TH)
12月赤谷の日に参加された皆様お疲れ様でした。
1日目は集合時間のころから吹雪になり林道に雪が積もりはじめた為、ホンドテンモニタリングは成果が期待できないと判断して、木の実豊凶調査のトラップ回収と、南ヶ谷湿地の保全調査の2チームで活動を行いました。
木の実の豊凶調査では、三国・ムタコチームは、雪吹雪の中、三坂線も一面銀世界でした。トラップには雪が積もっていて、その後の仕分け作業は雪も分ける作業となりましたが、無事に全てのトラップ回収を終了しました。今年は、コナラが結実している個体がありましたがブナ・イヌブナ・ミズナラは凶作でした。来年はどうなるでしょうか、楽しみです。南ヶ谷湿地でも今年最後の定点撮影、水質や水位のモニタリングを行いました。
2日目はいきもの村内の自然観察を終えて、水管橋から猿ヶ京小学校の道で、ヤマビルの被害対策として続けている落ち葉掃きを行いました。この作業は、ヤマビルが冬場の越冬場所として利用する落ち葉を無くすことで、来年春以降のヤマビル被害を減らすためのものです。その後、いきもの村の上の段の歩道でも落ち葉を掃きを行いました。
そして、来月行う予定の炭焼きの材を準備していると14:00を過ぎてしまったので作業終了としました。2日目の作業は、落ち葉はきと、炭焼きの材の準備と力仕事が続き、みなさん本当にお疲れさまでした。私もすっかり筋肉痛になってしまいました。
来月赤谷の日は1月12、13、14日の3日間で。炭焼き、アニマルトラッキング、輪かんじきづくりを予定しています。(NACS-J藤田)
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↑雪の中で「木の実豊凶調査」のトラップを回収
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↑<ヤマビル対策作業前>猿ヶ京水管橋-小学校の歩道の落ち葉掃き(TH)
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↑<ヤマビル対策作業中>猿ヶ京水管橋-小学校の歩道の落ち葉掃き
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↑<ヤマビル対策作業後>猿ヶ京水管橋-小学校の歩道の落ち葉掃き
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↑いきもの村のホザキヤドリギ(TH)
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↑ムタコ沢で見られたキツネ(TH)
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↑12/1夜に自然観察指導員講習会の懇親会に合流して「赤谷の日」を紹介中
以上

 10月赤谷の日に参加された皆様お疲れさまでした。夜から明け方に雨が降りましたが、活動には影響なく、気持ちの良い気候の中で過ごす事が出来ました。
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↑クリは豊作のようです(TH)
 1日目は午前中を中心にいきもの村内で草刈や側溝の板の張替えなどを行いました。そこで一大事・・・上の水場から引いている水を一時的に止めたところ、出なくなってしまいました。。。取水場所や草むらのホースを辿って、泥抜き用(?)の弁を開けて泥水を抜いたところ、無事に水が出るようになりました。
 今回のことで、上の水場から防火水槽までがどのような仕組みになっているか分かりましたし、水がない夜を過ごす不安からも解消され、水が出る喜びを改めて実感する機会となりました。
ご協力頂いた皆さま改めてお疲れ様した!

 無事に水が出る事を確認した後は、凶調査(川古・仏岩)、テンモニ(雨見)を実施しました。

 2日目は、豊凶、テンモニ(赤谷)、南ヶ谷に分かれて活動。今年木の実はブナ・イヌブナは当然のようにまったくなし。ミズナラは成熟種子にはまだ早い様子。コナラは多くの実をつけていますが、虫害や未熟が多い状況。
 テンモニは雨見・赤谷ともにサルナシのサンプルが主体。南ヶ谷では7本のクリでクマ棚が見られ、水中でクロサンショウウオの幼生も確認したとのことです。

紅葉にはまだ早いですが、秋のすっきりした空気の中で活動できました。
来月は紅葉を楽しみたいと思います。

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↑側溝の修理
121006-7_Akayaday (2).jpg ↑ミヤマガマズミ(TH)
121006-7_Akayaday (3).jpg ↑ハナイグチ(TH)
121006-7_Akayaday (4).jpg ↑センブリ(TH)
121006-7_Akayaday (6).jpg ↑豊凶調査の仕分け中

11月赤谷の日(11/5-6)

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毎月第一土日の活動日「赤谷の日」。11月赤谷の日です。

1日目は、木の実豊凶調査、南ヶ谷湿地保全、ホンドテンモニタリング、炭材・薪材集めを行いました。2日目は、早朝にいきもの村自然誌調査。その後、三国峠あたりの紅葉はすっかり終わっていたので、いきもの村(手道)~カッパ広場(猿ヶ京)の歩道を散策。その後、新治地区の観光スポット「たくみの里」を訪れたことがないというサポーターの方が多いことに驚いて、たくみの里で散策と昼食となりました。

木の実豊凶調査は、一部、まだ実が落ちそうなブナのトラップを残して、大部分のトラップは回収をしました。ブナは豊作と言えるほどではないかもしれませんが、少なくともこんなに大変な仕分け作業は2006年の開始以来はじめて。個人的には少し感慨深く作業をしました。今年は本当にクマ棚を見かけません。実りが多い時はわざわざ木に上らないのかもしれません。

南ヶ谷湿地では、来年度行う予定の湿地周辺の人工林の間伐作業方法についての現地検討、珪藻調査用のサンプル採集、定期のセンサーカメラと定点撮影を行いました。

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↑南ヶ谷湿地の周辺の人工林で検討中

ホンドテンモニタリングは補修作業中の赤谷林道を除いた、雨見、ムタコ、小出俣の3ルートを実施。全体的には定番のサルナシが主体ですが、ムタコ林道でウラジロノキが多く採取されています。

炭材・薪材集めは、大峰林道入口付近の伐採地の残材を回収し、軽トラ6台分を運搬して頂きました。これで、来月はバージョンアップした窯で炭焼きです。

2日目はいきもの村から縁結びの滝、カッパ広場までを散策、いきもの村周辺の紅葉はちょうどピーク。十分に楽しめました。道もしっかりしているので、ちょっとした散策ルートとして、誰でも楽しめます。

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↑手道集落周辺。小雨が降っていますが里地の紅葉が綺麗です。

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↑猿ヶ京で紅葉を見ながら迎えの車を待っていました。

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↑まんてん星の湯で¥500で販売。

「カッパ広場」「縁結びの滝」について、何でその名前?と思った方はぜひ『猿ヶ京温泉語りガイド・おとめ婆の祈り』をご覧下さい。地域に伝わる民話が、地図と綺麗なイラストで楽しく紹介されています。

その後、地域協議会長浜さんのガイドでたくみの里を散策して須川茶屋で昼食後に解散としました。

参加されたみなさまお疲れ様でした。

(NACS-J出島)

 

調査は中井さん竹村さん、飛鳥さん、藤田さん、高野さん、前田さん、センター小川さんと佐藤の8名。林道は中間地点より徒歩、一部は地面が見えてはいたが、ほぼ雪道。締まった雪がほとんどだが、一部ゆるんで歩きずづらい道のり。途中の(仮)ワダ池でバイカモを観察、5月の赤谷の日では開花がみられるのか楽しみです。途中見晴らしの良い場所で昼食をとり、いざ湿地へ。湿地の状況は、日当たりの良い一部を除きまだ積雪に覆われていた。水面と日当たりの良い南面は雪解け。開放水面にはクロサンショウウオの卵塊が約35観察でき、さらに生体も確認することができた。

その後高野さんがセンサーカメラのフィルを交換、残りのメンバーで管理すべき領域を中心にニホンジカなどの食害状況を確認しながら、防護柵などの目安を調査した。また水位を調査する測量杭を中井さんが設置し水位の変化を観察した。(サポーター・佐藤)

 

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↑南ヶ谷定点A

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↑南ヶ谷定点B

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