本年度赤谷の日などを通して、鉱塩(塩のかたまり)の誘引、罠の見回りなどを行っていましたが、結果オス2頭、メス1頭の捕獲を行うことができました。
今回は、春から設置した鉱塩とセンサーカメラの組み合わせで撮影頻度の確認を行い、
特に高い3地点と低い地点2地点での捕獲をおこない、結果的には高い3地点で捕獲することができました。
3頭の捕獲に至ったものの、罠設置前まで高い頻度で出現が見られたニホンジカが、
罠設置後、出現が激減するなど、罠の設置の仕方、慣らし方に課題が残る結果となりました。
12月の哺乳類WGにおいて、専門家にご意見をいただきつつ、とりまとめを行い、次年度に向けて計画を進めていきたいと考えております。
引き続きご支援の程よろしくお願い致します。
]]>たくみの里で無農薬・無化学肥料栽培の田んぼづくりをはじめて4年。
無農薬の田んぼにはどんな生き物がいるのか!?生き物を探して調べて、観察する会を開催します!
夏休みの自由研究に、お盆休みの締めくくりに、ぜひご家族でご参加ください!
■主催:日本自然保護協会
みなかみ田んぼプロジェクト
赤谷プロジェクト
■対象:推奨6歳以上
■参加費:無料
■申し込み:不要
直接集合場所にお集まりください
■集合場所:たくみの里
森の恵みと学びの家駐車場
(9:00までにお集まりください)
■服装等:
帽子・タオル・着替え・飲み水・雨合羽(雨天時)・金魚網(あれば)
*田んぼには、はだしまたはくつ下で入ります。
■雨天時:小雨決行
■講師紹介
髙橋朝美(環境パートナーシップオフィス)
長野県生まれ。新潟大学にて国文学(古典)を専攻。有機農業が盛んな地域、新潟県阿賀野市(旧笹神村)での農協職員経験を経て、2014年より現職・一般社団法人環境パートナーシップ会議(EPC)職員。
主に関東圏内で、地域の環境課題解決に取り組む様々な主体をつなぐコーディネーター役を担う。10年以上携わる生きもの調査は、生産者と消費者、土と人間をつなぐ場作りの視点を大切にしている。
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赤谷プロジェクトエリアのシカは警戒心が高く、夜間出没が多いこともあり、本年度は鉱塩(塩のかたまり)でシカを誘引(おびき寄せ)した上で罠による捕獲を囲い罠・箱罠の他、くくり罠の実施を行いました。
通常のくくり罠は、けもの道などシカのとおりに道に罠を設置し、罠を踏むと足をくくられることで捕獲します。しかし、けもの道そのものはシカだけでなく、ツキノワグマやイノシシ等の他の動物も通るため、誤ってシカ以外の動物を捕獲する可能性があります。
一方今回検討したくくり罠は、けもの道から敢えて少し外れた場所に鉱塩を置き、けもの道から外れて誘引されたシカを狙うため、通常の設置に比べて鉱塩に誘引されない動物を誤って捕獲するリスクが減らせるという特徴があります。
今回はあらかじめ鉱塩で誘引した2地点に罠をそれぞれ3つ、計6個をかけて実施したところ、1頭のオスジカを捕獲することができました。
たった1頭かもしれませんが、期間・罠の設置数が少ない中での成果であり、捕獲努力量(罠の数×実施日数)に対する捕獲数という捕獲効率では、近辺でより高密度の地域で実施例よりも効率的な捕獲結果となりました。
今回の捕獲結果は、低密度であっても、誘引材を用いたくくり罠では効率の良い捕獲できる可能性が確認されました。一方、まだまだデータ数が少なく、引き続き捕獲方法については検討が必要だと考えています。また、今回は捕獲に至りませんでしたが、囲い罠及び箱罠については、罠への慣らし期間を延ばし、捕獲に取り組んでいこうと考えています。
低密度管理の実現のためには、こうした捕獲技術だけでなく、だれが、いつ、どうやってとり、どういった資金をつかうのかなどの体制づくりも重要となってきます。
体制づくりに向けても、今年度は、地元の猟友会のみなさまとも意見交換・交流を重ね、一歩ずつ実現に向けて進んでいるとは感じるものの、目指す低密度管理の実現はまだまだこれからです。ニホンジカは年間1.2倍ずつ増えていく中、時間との勝負という側面もありますが、低密度管理の実現に向けて引き続き、取り組んでいきます。
]]>予め鉱塩により誘引を行った上で、NACS-Jが主な主体で囲い罠及び箱罠、赤谷センターが主な主体でくくり罠を実施致しました。
囲い罠及び箱罠は、罠設置前時点で数日に一度ニホンジカが訪れ、鉱塩を舐める状況が観察されていましたが、罠設置後は警戒され、設置後入口近辺も含め、ニホンジカが近づきもしない結果となりました。
一方、括り罠については毎晩に近い頻度でニホンジカの出没が見られ、オスの0歳のニホンジカが一頭捕獲されました。
これらの結果の判断については、12月に実施予定の哺乳類WGなどを通し、専門家の意見を含め、とりまとめを行っていく予定です。
詳しい結果・考察についてはまた改めてご報告させていただく予定です。
※実施内容についてはコチラをご覧ください。
・2018年度ニホンジカ捕獲試験について
https://www.nacsj.or.jp/akaya-blog/2018/09/2018-2.html
2018年7月21,22日に、みなかみ調律新治小学校において今年も木育キャラバンが開催されます。
赤谷プロジェクトも本イベントに協力しています。
良質な木のおもちゃがが集まりますので、親子でぜひ遊びに行ってみてください。
日時:平成30年7月21日 土 10:00~16:00
7月22日 日 10:00~15:30
木育キャラバンチラシ2018.pdf ]]>
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詳細はこちら
http://www.nacsj.or.jp/partner/2018/04/9780/
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