akayaカフェ~寺田本家に学ぶ自然の恵みのいかし方

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 知っていそうで、知らないような、“森” をテーマに、その道の専門家と、お茶を片手に楽しく語り合う場が「akayaカフェ」です。
 
 今回、千葉県神崎町で300年以上の歴史をもつ酒蔵「寺田本家」から24代目当主の寺田優さんをお迎えして、寺田本家の酒造りから、自然の恵みのいかしかたを学ぶ機会としました。
 寺田本家 http://www.teradahonke.co.jp/
 
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寺田本家では、自然のしくみ、生物の生命力をいかした、昔ながらの酒造りが行われています。自然のしくみを学び、それを手助けするようにつくられるお酒は、“百薬の長”にふさわしい、やさしいお酒として大人気です。また、「発酵」をテーマにした地域づくりにも取り組まれており、毎年3月に行われる“お蔵フェスタ”は5万人の来場者でにぎわいます。
 
 赤谷プロジェクトの目指す、自然をいかした地域づくりの先進事例として、寺田本家の取組に学ぶとともに、利根川でつながる赤谷の森(みなかみ町)と寺田本家(神崎町)の連携についても考える機会にしたいと思い、企画しました。
 
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寺田優さんのお話では・・・
・利根川で繋がるみなかみ町と寺田本家。寺田本家は利根川の恵みに支えられている。
・地域の方に無農薬でお米を栽培して頂き、それを農協よりも数段高い値段で買い取るようにしている。
・自然の恵みだから、毎年味に違いがあって当然。その年の味を楽しんで欲しいと思っている。おいしい、まずいを超えた味があると思っている。
・日本酒をつくる過程で機械をなるべく無くし、手作業で行うようにしている。手作業で行うにあたっては、皆の息をあわせ、楽しく作業をするにに「歌」がとても大切。今後、石油のボイラーも薪に換えたいとおもっている。
・これからはホンモノを求める人がもっと増えると思う。
・ドブロクをつくる文化にもう一度目を向けたい。
・営業に力を入れていないが、田植えや稲刈りの体験、蔵見学等の体験の機会を大切にしている。
などなど、印象に残る多くの言葉を頂きました。

 参加された皆さんが、自然とその恵みを使うことについて、もう一度考える良い機会になったのではないかと思います。その後の懇親会では、寺田本家のお酒を、寺田優さんの解説も聞きながら皆で楽しく頂きました。
 今後も、利根川で繋がる、赤谷の森(みなかみ町)と寺田本家(神崎町)で、利根川の恵みを守り、上手に使い続けるために、協力していきたいと思います。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。

<開催要項>
 日時:2016年11月8日(火)18:00-19:30 (受付開始:17:30)
 場所:須川公民館 (群馬県利根郡みなかみ町須川780)
参加費:無料
 定員:50名程度
 内容:18:00- 主催者挨拶/赤谷プロジェクトの紹介
     18:10- 講演「寺田本家の酒造りと地域づくり~自然の恵みのいかし方」(45分)
           寺田本家24代目当主 寺田優
     18:55- 座談会~自然の恵みのいかし方(35分)
     19:30  終了
 主催:赤谷プロジェクト

 <参加申込>
  電話:0278-25-8777 (森の恵みと学びの家)
  又は、森の恵みと学びの家FACEBOOKページのイベントから参加申込もできます
  ※余裕があれば当日参加も可

 <懇親会>
  寺田本家のお酒を楽しむ懇親会を開催します
   時間:20:00-22:00
  参加費:¥3500程度
   定員:25名程度
   場所:たくみの里食堂 (須川公民館の隣)
  *参加をご希望の方は事前申込みをお願いいたします。11月5日(土)〆切です。
  *公共交通機関はありませんのでお帰りの方法は各自手配をお願いいたします。
  *宿泊を希望される方は申込み時にご相談下さい、徒歩圏内のお宿をご紹介します。

以上

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