2013年9月アーカイブ

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 赤谷の森の小出俣エリアに設定した自然林復元試験地で、将来の森の姿を想像しながら、毎年の森の変化を調べています。今年は、調査開始から3年目、人工林の伐採後2年目の調査。12名の参加者の方々とモニタリング調査を実施しました。

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みなかみオンパク・Cocoira「赤谷の森の恵みでカスタネットをつくろう!」を開催しました。

赤谷の森の麓(みなかみ町・新治地域)には、日本の木製カスタネットのほぼ全てを生産してきたカスタネット工場があります。近年は木材調達の難しさから、北米産のブナ材が使われていましたが、地元の木材でつくりたい!という思いを共感して頂いた多くの方のご協力によって、今回実現することができました。
 これまでは使われなかった虫に食われた部分も、今回は「いい味」として楽しんでいます。

 赤谷プロジェクトは今年で10年目を迎えます。これまでの成果と意義を、多くの方に実感して頂くために、NACS-J主催のフィールドセミナーを開催します。赤谷の森を“科学的に管理する”ことに取り組んできた研究者の方々を講師に迎え、森の中を歩きながら、プロジェクトの取り組みをご紹介致します。

第1回9月8日(日)、第2回10月6日(日)、第3回12月8日(日) 

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第1回フィールドセミナーを開催しました。
生憎の悪天候で常に傘を手放せないセミナーとなりましたが、植生管理WGが進めてきた自然林復元の取り組みについてご理解頂けたのではないかと思います。
次回は10月6日(日)に渓流環境復元の取り組みについてご紹介します。


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9月7日(土) みなかみ町湯宿の五郎兵衛やかたで、第1回目の「akayaカフェ~谷川連峰のささっぱら」を開催しました。赤谷プロジェクトでは、赤谷の森や地域の森について、地元の方々と気軽に語り合う機会として「akayaカフェ」を企画しました。

 亀山章さん(東京農工大学名誉教授)から、谷川連峰のササ原の特異性について話題提供して頂いたあと、五郎兵衛やかたのご主人・森下さんから、ササをテーマにした一品として、ササ梅(仮称)を用意して頂きました。梅干をササの葉に包んだだけなのですが、参加された皆さんからは「子供の頃に私もこれやった」という声が聞かれました。素朴に「なぜ包むのか?」という疑問には、「子供のやる事だから・・・」、「殺菌作用・・・」、「ササで梅干の味がまろやかになる・・・」となどなど・・・盛り上がりました。