2013年7月アーカイブ

赤谷の日祭りを開催します!
赤谷の森の自然と、赤谷プロジェクトの取り組みを、気軽に体験できるミニプログラムをご用意しています。何方でもご参加頂けます。お子様連れも大歓迎!お誘い合わせの上お越し下さい!

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同日、朝市も開催されます!ぜひお立ち寄り下さい。

日付:8月3日(土)
時間:9:00受付開始/10:30午前プログラム開始/13:30午後プログラム開始
服装:ネイチャークラフト以外に参加希望の方は動きやすい服装
    ※長靴の貸し出しは可能です。

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↑猿ヶ京温泉 まんてん星の湯 前ブース(イメージ) 

以上。

7月17日に三国山に登ってきました。
お花畑のニッコウキスゲはピークを迎え、チシオシモツケなどの花々が見頃を迎えてきましたので、まさに色とりどりな様子を楽しめます。来週の3連休も十分楽しめると思います。ぜひ「旧三国街道・三国峠を歩こう!」マップをもってお出かけ下さい!

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↑チシオシモツケ
チシオシモツケは三国山のご当地のお花として、「旧三国街道・三国峠を歩こう!」マップでも表紙に使っています。長浜陽介さん(地域協議会)が「チシオシモツケ」について国立科学博物館に問い合わせて頂いた内容を転記させて頂きます。
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チシオシモツケ(血潮下野)について*国立科学博物館植物研究部より*
 チシオシモツケとは、シモツケソウ(バラ科)のうちで、葉脈が血潮のように赤くなるものです。
 この和名チシオシモツケは、当館の植物研究部長を務めた奥山春季(おくやましゅんき)氏が
群馬県三国山地の植物について名付けたものです。
 奥山氏の筆跡で『チシオシモツケ』と記された押し葉標本が、当館の植物標本庫に残されています。しかしながら、奥山氏はこの名前を正式には発表されなかったようです。このように、正式な発表(ラテン語の学名と記載を与え、タイプ標本を選定する必要があります)がなされなかった名前を裸名〈らめい〉と言います。これまでに調べた限りでは、チシオシモツケは裸名のようです。
 奥山氏は野外観察会を頻繁に実施されましたが、そのような時にこの名前で解説されたのではないかと思われます。なお、三国峠付近にはアルカリ性の基岩が分布しているため、チシオシモツケは広い意味での蛇紋岩植物と考えられます。典型的な蛇紋岩植物は葉の下面や茎が濃紫色になります。
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ということで、地域の自然観察会を通じて口頭で伝えられてきた呼び名といえます。

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↑ノリウツギとニッコウキスゲ。ノリウツギの淡い白がイイです。

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↑シモツケとニッコウキスゲ

その他にクガイソウやツリガネニンジンなど、見頃のお花の種類が増えています。
以上(NACS-J出島)

地域づくりWGが「旧三国街道・三国峠を歩こう」マップの現地学習会を開催しました。

今回は、亀山章さん(植生管理WG座長)を講師役に、三国峠周辺の「森」について学習しながら、見頃を迎えているニッコウキスゲのお花畑を目指して歩きました。猿ヶ京温泉の宿の女将さんやご主人、町役場、サポーター、学生、地域づくりWGメンバーなど計19名での現地学習会となりました。

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↑三国山から登山道からみたお花畑(KHM)

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↑お花畑でお弁当中。「なぜココにお花畑ができるの?」

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↑旧三国街道の新潟側は「水辺の林」。その中でも特徴的なカツラの大木。(KHM)

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↑「水辺の林」に特徴的なトチノキ。森の中で見上げてみれと特徴的な葉が良く見えます。(KHM)

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↑三国峠。遠景にもニッコウキスゲの群落が良く見えます。


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↑チシオシモツケはまだつぼみ。見頃はこれから!

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↑見頃を迎えたエゾアジサイ。青いものが多いですがその色合いは様々!(KHM)

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↑ミヤマカラマツ(KHM)

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↑ニッコウキスゲと三国山。7月7日の様子と比べると開花が進んでいるのがわかります。

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↑南斜面のニッコウキスゲの群落。オオバギボウシのうすい紫と黄色の組み合わせが美しい。お花畑よりも開花が進んでいます(7月7日の様子)。

地域づくりWGでは、旧三国街道・三国峠の魅力を発信していくために、「(仮称)時期別マップ」の作成を進めています。現地学習会の後、1時間時期別マップについて検討を行いました。

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赤谷プロジェクト 地域づくりWG会合(2013年度第2回)
  日時:2013年7月10日 15:00-16:00
  場所:猿ヶ京まんてん星の湯 1F風車

<次第>
1.今年度の地域づくりWGの活動予定-報告-

2.旧三国街道・三国峠周辺の保全と利用-検討-
~「旧三国街道・三国峠を歩こう!」を持って、何度も歩いてもらうため(赤谷の森のリピーターになってもらうため)の「時期別マップ」づくり~

3.その他
・7月12日に増刷分5000部が納品予定
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以上 (NACS-J出島)
*この現地学習会は地球環境基金の助成を活用して実施しています。

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 7月7日の午前中に三国山に登ってきました。
 ニッコウキスゲが見頃をむかえています。お花畑は6分咲きというところでしょうか。見頃はこれから一週間程度と思われます。また、ササ枯れが目立つのも今年の特徴のひとつです。往復する中で30名ぐらいの方にお会いしました。やはり、お花畑でゆっくりお弁当を食べるのがおススメです。

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南向きの急斜面部分はほぼ満開。写真で伝えきれないのが申し訳ない。。。

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 お花畑から平標山方面の縦走路へ10分ほど歩いたところの「サラサドウダンの森」。残念ながら花のトンネル状態は終っていました。ただ、落ちたばかりの薄いピンク色の花が歩道を覆っていて、これはこれで綺麗な光景でした。トンネル状態が見られるのは7月1週目頃と思っていましたが、6月最終週と思ったほうが良さそうですね。

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 サラサドウダンのトンネルから、更に平標山方面の縦走路を5分ほど行ったビューポイントからの風景。

三国山のお花畑を楽しむなら今週から来週が最適です!
以上。(NACS-J出島)
7月赤谷の日に参加された皆さまお疲れ様でした。

今回2つの班に分かれて活動しました。

1)いきもの村の環境整備(2回目)
今回は草刈です。いきもの村に早く到着した人から率先して周囲の草刈をして頂きました。いきもの村のある赤谷区の区長さんから県道沿いの草刈を依頼されましたので、12:00までは全員で草刈作業を進めました。その他にトレイルと小屋周辺の草刈も進めて頂きました。

2)南ヶ谷湿地周辺人工林間伐後の影響調査(2回目)
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↑モリアオガエルの卵塊数をみんなでカウント中

 昨年秋に南ヶ谷湿地周辺の人工林を間伐しましたので、その影響の調査です。モリアオガエルの産卵数、水位、土砂流出状況について確認しました。
 モリアオガエルの産卵数は119個。水位は、6月上旬に全ての開放水面が干上がっていたとのことですがかなり回復。間伐地からの土砂流出は全く無いわけではありませんが間伐の影響と言える様なものではありませんでした。5月と今回の調査結果から両生類(主にクロサンショウウオとモリアオガエル)の生息地に悪影響なく間伐作業が実施できたと言えます。

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↑モリアオガエルの卵(卵塊)・TH

赤谷の日翌日は三国山のニッコウキスゲの様子などを見に行きました。
生憎雨がふったり止んだりの天候でしたが見頃を迎えたニッコウキスゲを楽しむことができました。また、新潟側の登りルート途中のミドリシジミ観察ポイントを教えもらえたのも収穫でした。

以下はサポーター竹村さんが撮影した写真をご紹介します。
赤谷の日の翌日(7月7日)に、三国山から平標山まで行かれたそうです。

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↑エゾアジサイ(ムタコ)*TH

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↑ニッコウキスゲ(三国山周辺)*TH

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↑ナナカマド(平標山周辺)*TH

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↑ゴゼンタチバナ(稜線部)*TH

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↑ハクサンイチゲ(平標山周辺)*TH

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↑ハクサンコザクラ(平標山周辺)*TH

ハクサンコザクラ見たかったなー。来年はぜひ行きたいと思います。(NACS-J出島)