2013年1月アーカイブ

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 赤谷プロジェクト活動成果報告会を開催しました。ご参加いた皆様ありがとうございました。
 第1部では、梶光一(東京農工大学・ほ乳類WG)さんからニホンジカについて講演をして頂きました。赤谷の森で、現状のいい状態をどのように守っていくのか?皆で考えはじめる契機になったと思います。その後、水源林保全活動「ムタコの日」(安田さん)、南ヶ谷湿地保全活動(和田さん)、ホンドテンモニタリング(長浜さん)、猛禽類モニタリング(星野さん、松井さん)に報告して頂きました。プロジェクトには専門家だけでなく、様々な方が、様々な活動に参加していることをご紹介しました。

 第2部の意見交換では、2次林の利用、参加型でつくる図鑑、様々な動植物の調査 等、ご意見を頂きました。ご発言頂いた皆さんに感謝です。今後も国民の森として、情報発信と意見交換を続けていきたいと思います。

<新聞でも紹介して頂いています>


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以上

1/27(日)に赤谷プロジェクト成果報告会(「赤谷の森」の今と未来を考える)を開催します。事前申し込み不要ですので、お誘い合わせのうえ、奮ってご参加下さい。

250127赤P活動報告会2.jpg■赤谷プロジェクト活動報告会

●目的:この報告会は、赤谷プロジェクトの取り組みを、地域の方々やプロジェクトに関心のある方々に知っていただくとともに、参加者や地域の方々、プロジェクト関係者の交流の機会とすることを目的としています。

ニホンジカ研究の第一人者(東京農工大学教授 梶先生)から、赤谷の森でシカが増えたらどうなるのか?を国内外のシカの対策の最新事例などを交えて講演いただきます。

また、地域協議会や赤谷サポーターが行っている活動("ムタコの日"の活動、猛禽類調査など)などのプロジェクトの活動をご紹介するとともに、赤谷の森の未来をみなさんと考えます。

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●開催日時: 2013127日(日) 13001630

●場所  : 群馬県みなかみ町新治支所講義室(3F)

●参加者 : 地域の方々とプロジェクト関係者(定員100名:事前申し込みは不要)

●主催: 赤谷プロジェクト3団体(赤谷プロジェクト地域協議会、林野庁関東森林管理局、

      ()日本自然保護協会

●プログラム:

13:00-13:10     開会挨拶                           岡村興太郎(地域協議会会長)

13:10-14:50  第一部  「赤谷の森」の現状を知ろう

   1)講演:ニホンジカが「赤谷の森」で増えたらどうなるのか?~先進事例からの課題と展望

                                     梶光一 東京農工大学 教授

   2)プロジェクトの活動紹介(水源の森を知り守る活動、猛禽類調査など) 

                                     地域協議会および赤谷サポーター

15:00-16:30     第二部  「赤谷の森」の未来を考えよう

   ①話題提供~地域の方々の意見・プロジェクトの活動成果を赤谷の森の管理に活かす仕組

   ②意見交換会~「赤谷の森」に期待すること~   司会:土屋俊幸(東京農工大学 教授)


*赤谷プロジェクトの詳細は下記のサイトをご覧ください。

http://www.nacsj.or.jp/akaya/index.html

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■車でお越しの方(会場に駐車場あり)

関越自動車道 「月夜野IC」から7.9km

関越自動車道 「水上IC」から8.1km

■公共交通機関をご利用の方(関越交通バス 猿ヶ京行き 利用)

1.上毛高原駅(12:35)-「新治支所入口バス停(12:49着」」下車 徒歩3

2.後閑駅(1225発)-「新治支所入口バス停(12:49着」」下車 徒歩3

関越交通バスの時刻表は下記のサイトをご覧下さい

http://www.kan-etsu.net/r-bus/timetable/numata-saru-1.html


AKAYAプロジェクト 猛禽類モニタリング・ワーキンググループ会議(第3回)
日時 :2013年1月21日(月) 13:30~16:45
出席者:座長 山﨑亨(自然環境モニタリング会議委員)
 委員 [欠席]水上貴博、[欠席]松本文勝(日本イヌワシ研究会AKAYAプロジェクト担当委員)
         横山隆一(NACS-J)
  メンバー  松井睦子・林武(赤谷プロジェクト地域協議会)
         廣橋潤・石坂忠・栗田善則(赤谷森林環境保全ふれあいセンター)
         入澤和彦(関東森林管理局計画課)
         辻村千尋・藤田卓・出島誠一(NACS-J・事務局)

次第
1.2012年度のモニタリング結果の確認<資料1>

2.イヌワシのハビタットの質の向上に有効な森林管理方法を開発する試験地の検討
 1)前回現地会合の確認<資料2-1>
 2)試験候補地における保安林規制等の与件と伐採区案<資料2-2>
 3)どの場所でどのような伐採方法と更新方法で試験を行うか?<図面A~D>

3.赤谷の森の中長期的な(50年後の)将来像の検討<資料3>

4.2015年までのモニタリング計画
 1)基本方針と2015年までの計画 <資料4-1>
 2)マンパワーを考慮したモニタリング計画の検討<資料4-2>
 3)イヌワシ特設調査<資料4-3>

5.その他
 ・利根沼田署-来年度事業実施予定の報告<資料5>

以上

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1月赤谷の日に参加された皆様お疲れ様でした。
今回は赤谷区の林元保さんに3日間お付き合い頂いて、これまでより少し早いタイミングで窯を閉めています。これでどんな炭ができるのか、窯を開ける2月赤谷の日が楽しみです。

1日目(1/12)
昼食前に炭材の準備~窯への積み込み作業を終えて13:55に着火。その後なかなか火が回らず、焼き芋や薪割りをしながら時間を過ごしました。なかなか、煙筒からモクモクした煙が出ませんが、17:45に元保さんの判断で窯を閉じ。小さくした窯口からブロワーで一吹きすると一気に火が回り、
勢いよくモクモクした煙が出始めました。夜中も窯のひび割れの様子を何度か点検をして頂いたのですが、殆んど補修いらずだったようです。

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↑今年も炭窯に材を詰めてくれた藤代さん

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↑赤谷区の元保モトヤス師匠:TH

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↑薪割り(練習中):TH

2日目
朝も順調に煙が出ている事を確認して、小出俣の鳥類調査チームと、ムタコ沢のアニトラ&テンモニチームに分かれて活動。アニトラ&テンモニチームは、午後も引き続き雨見での活動班といきもの村で窯番や備品整備をする班に分かれました。
 炭窯は午前中に元保さんが棒を窯口に入れて、窯に入る空気の量を少なくしてくれていました。相変わらず補修等の手の掛からない状況なので、スノーシューの整備や、輪カンジキづくりをすこし進めて時間を過ごしました。

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↑小出俣自然林復元試験地での鳥類調査

3日目
 朝、炭窯の煙はまだ青白くならず今日中に終るか少し不安な状況。9:30頃に元保さんと、輪カンジキづくりの講師役の関さんが来られて作業開始、関さんの用意して頂いた道具や材料はどれも使いやすいものばかり、やはり実際に作ってみると、どんなアブラチャンが良いのか?アブラチャンの曲げ方はどんな角度が良いのか?身に染みて理解しました。両足分の作業はさすがに進まず、今回も片足分が8割ぐらい終ったところで時間切れ。
 炭窯のほうは11:50にまだ青白い煙ではありませんが、元保さんの判断で窯閉じ。早めに窯を閉じる事で出来上がる炭の量が増える事に期待しています。(NACS-J出島)

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以上。
赤谷プロジェクト 2012年度第3回植生ワーキンググループ会議
日時:2013年1月11日(金) 13:00~17:00
場所:日本自然保護協会 会議室
出席者
 座長:亀山章(東京農工大学名誉教授)
 委員:酒井武(森林総合研究所)、長池卓男(山梨県森林総合研究所)、
     長島成和((株)興林)、土屋俊幸(東京農工大学)
 関東森林管理局:池田直弥(計画部長)、齋藤哲(計画課長)、入澤和彦(森林施業調整官)
            廣橋潤・栗田喜則(赤谷センター)
 地域協議会:松井睦子
 日本自然保護協会:志村智子、出島誠一、藤田卓
 サポーター:田米開隆男
 オブザーバー:小川智也(東京農大)
以上16名

次第:
・前回会議の振り返り<資料A>

・議題
1)今年度の調査結果の検討<資料1-1,2,3>
2)『赤谷の森の望ましい中長期的な将来像』の検討<資料2>
3)次期計画策定年(2015年)までに達成すべき目標と実行計画の検討<資料3>
4)新時代の人工林管理についての検討<資料4>
5)分収育林皆伐後の更新方法の検討<資料5>
6)H25年度の施業計画の検討<資料6>

・資料
資料1-1. カラマツ人工林を自然林に復元するための施業(天然下種2類)実施後の天然更新の状況
資料1-2. 2010-2012年223林班スギ壮齢人工林皆伐跡地の更新調査結果から考えられること
資料1-3 自然林復元試験地伐採前後(1年目)調査 報告
資料2.  『赤谷の森の望ましい中長期的な将来像』
資料3.  植生管理WGにおいて次期計画策定時(2015年)までに達成すべき目標と行動計画
資料4. エリア6の管理区分(未定稿)
資料5. 契約林の伐採後の取り扱いについて
資料6. 平成25年度利根沼田森林管理署 各事業実施予定箇所一覧
資料A.  第二回植生管理WG(現地検討)の論点整理
資料B.   2012年度第2回植生ワーキンググループ会議(現地検討)議事抄録

以上