こんにちは、2012年度損保ジャパンCSOラーニング生の西山です。立教大学にて歴史を学んでおります。日本自然保護協会のインターン生として、旧三国街道マップづくり学習会に参加しましたので報告させていただきます。
今回は、現地学習会を通してすでにできているベースマップのバージョンアップにつながるポイントの確認を現地で行い、その後、ミーティングでマップのバージョンアップ内容や、今後の予定について意見交換を行いました。
10:00に群馬側三坂線から登山開始、途中途中で皆さんが動植物の解説をして頂けるので、とても楽しく登ることができました。最初は視界に入らなかったものも、解説を聞くにつれてだんだんと視界に入るようになり、動植物を見つけるのも早くなってきました。
↑ブナの実生 5月と比べると随分少なくなったそうですがまだまだありました。
途中、長岡藩士のお墓の前では、道の真ん中にクマの糞を発見。まだそう時間は経っていないように感じられる瑞々しい糞でした。
↑ツキノワグマの糞(上)、観察中のみなさん(下)
休憩を挟みながら三国峠に到着。ここで新潟側から登ってきていた方々と合流して昼食。さあ、三国山山頂までラストスパートです。ここからは本当に様々なお花が咲いており、植物の解説を聞きながら先へ進みます。天空のお花畑では、一日花であるニッコウキスゲが見頃。ニッコウキスゲの大群落を堪能できました。
↑お花畑でニッコウキスゲに囲まれながら休憩
14:00過ぎに山頂へ到着。「幸福の鐘」を鳴らして下ります。三国権現から登りとは別のルートで新潟側へ降りました。途中にある三国権現御神水で喉を潤し、15:50に下山完了。
その後、猿ヶ京まんてん星の湯にてミーティング。参加者のみなさんで現地学習会の感想をを話し、時期ごとの魅力を考えたり、マップのバージョンアップにはどのような改訂が必要か考えたりしました。そして今後の予定も確認したところで終了。今年度中にはベースマップを完成させ、配布物の形にするのが目標です。
私は今回初めて三国山へ登ったので、新しい情報ばかりでついていくのが精一杯でしたが、たくさんの知識を得ることができ、とても勉強になりました。また、地元の方とお話をする中で、少しではありますが、それぞれの思いをお聞きし、多少ながらこのマップづくりに対する自分の考えも持つこともできました。次回の学習会は異なる視点を持っての参加できると思っております。
1月までラーニング生として関わらせていただきますので、今後とも宜しくお願い致します。
(NACS-Jインターン・西山)
以下、見られたお花などを写真でご紹介します。
1)三坂線~三国峠の間の森の中で見られたお花
↑ナツノタムラソウ
↑オニシモツケ 染み出し水のところに咲いていました。
2)三国峠~三国山で見られたお花
↑ノリウツギ
↑シモツケソウ(チシオシモツケ) 三国山で発見されてその名がつきました!見頃までもう少し。
↑シモツケ 三国峠~三国山の間で目立って咲いていました。
↑クガイソウ
↑ニッコウキスゲ この時期の主役です
↑今回、阿部さんにご紹介頂いた「(仮称)ベニサラサドウダンの森」。来年春は必ず花を見に来ます。
↑新潟側~三国峠の間にあるカツラの大木 紅葉が楽しみ!
以上。
コメントする