7月赤谷の日(7/7-8)

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7月赤谷の日に参加された皆様お疲れ様でした。

 1日目は雨が降ったり止んだりで、時折強く降る状況でした。雨の中でも楽しめる活動は、モリアオガエルの観察だろうと言うことで、南ヶ谷湿地でモリアオガエル卵塊数調査やセンサーカメラ設置を行うチームと、大峰沼・古沼を訪問するチームに分かれて活動をしました。

 南ヶ谷湿地のモリアオガエルの卵塊数は140個。例年に比べて数は多いです。2006年52、2007年92、2008年114、2009年160*、2010年94、2011年80というのがこれまでの推移です。
*2009年は湿地内部も調査したため個数が多くなっています。

 大峰沼・古沼を訪問したチームは、地域協議会・長浜さんに案内役をして頂きました。古沼で偶然お会いした金井先生の解説を聞きながら、モリアオガエルの卵塊を観察した後、大峰沼へ向かいました。昼食後に大峰沼を一周しながら、湿地の成り立ちや周辺環境、現在の人の利用等について解説して頂きました。南ヶ谷湿地と規模は違っても同じ成り立ちをもつ湿地環境として参考になったのではないでしょうか。ヒツジグサの花や、大峰沼の原生的な森に興味を持った方が多かったようです。

 夜は雨が小降りになりましたので、いきもの村周辺でホタル観察。渓流沿いにはゲンジボタル、田んぼ周辺ではヘイケボタルが見られました。

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↑ 古沼

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↑大峰沼


 2日目は山沿いに雲がかかっているものの、雨は上がりました。夜~明け方まで激しい雷雨がありましたので、テンモニはサンプルが雨で流され成果が得られないと判断して中止。木の実豊凶調査はデータ回収が来月となっても大きな問題はないため中止としました。

 早朝に、いきもの村を一周しながらヒメシジミの分布を確認し、その後30分トレイルの草刈を行ってから、三国峠に向かいました。

 昨年の冬から地域づくりWGですすめている「旧三国街道のマップづくり」の情報収集の一環として、三国トンネルの群馬県側、新潟県側からそれぞれ三国山を目指しました。三国峠~三国山にかけて、ニッコウキスゲを中心に様々なお花が見られる季節です。
 歩道はクネクネとした登りで、そのクネクネの様子と、途中の大木や清水など目印になる場所を、地図への書き込みカーブのカウントをしながら歩いていただきました。
お花畑のニッコウキスゲは満開にはまだ早い様子でしたが、三国峠までの森の中にお花が少なくなる一方で、三国峠~山頂はウラジロヨウラクツツジ、コメツツジ、ヤマツツジ、ヤグルマソウなど、見るられる花は豊富であることを実感しました。注目していたゼフィルス類も群馬県側、新潟側それぞれで見られたようです。回の情報もマップづくりに反映していきます。

(NACS-J出島)

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↑ 三国山お花畑

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↑ 三国山お花畑~山頂の階段

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↑朝のいきもの村

 

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