5月赤谷の日の報告です。
1日目は県境稜線部は雪が降り、夕方いきもの村に戻ったみんなが口にした言葉は「寒い!」でした。。。猿ヶ京シャトウの大浴場に入れて頂いて温まりました。
ホンドテンモニタリング
小出俣と赤谷林道を実施。
ブナの芽吹きの様子からツキノワグマも見られるかも?と期待しながら入りました。
結果は、小出俣で5サンプル、赤谷林道で10サンプル。全て動物食で動物の毛が目立ちました。出俣の調整池ではオシドリが見られ、タゴガエルの鳴き声が聞こえ始めています。残念ながらツキノワグマは見られませんでした。
木の実豊凶調査
トラップの補修などを行なった後、川古台地、富士新田の設置を行ないました。2日目の旧三国街道でもそうですが、赤谷の森ではブナの実生が目立ち、昨年の豊作ぶりがわかります。この風景も、次に見られるのは5-6年後・・・・。今年見る価値があります。
南ヶ谷湿地
春の自然誌調査(4/29)に2000個をカウントしたクロサンショウウオの卵塊は、2600個と数を増やしていました。まだカタクリも少し見られたとのこと。雪も降り、春の遅さを感じたとのことでした。
2日目は、少し冷たい風も心地よく、スカッとした快晴でした。早朝にいきもの村を歩いたあと、旧三国街道に向かいました。現在、地域づくりWGでは、旧三国街道のマップづくりをはじめています。時期別の旧街道の魅力を集めて、時期別の魅力が伝わるマップをつくろうと話しています。
今回、みんなで集めた情報も、マップづくりに活かしていきます。
今回、三坂線~新潟側まで歩きました。新緑前線の最前線という様子。明るい林床のブナの実生、スミレ類、オオヤマザクラニリンソウなどを見ながら気持ちよく歩きました。
※新潟側の出口付近で捕獲した、シマヘビはシマヘビ研究中の村上さん(東邦大)が「シマが濃い!」と大喜びで計測とマーキングを行い、その後、出島が14日に捕獲した場所にリリースしています。
↑赤谷川の新緑の様子
↑旧三国街道三坂線の新緑の様子
↑殻斗をつけたままのブナの実生
↑旧三国街道のオオヤマザクラ
↑いきもの村からの新緑と県境稜線の眺望。前日で雪が少し増えました。
以上
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