出島です。
7月赤谷の日の様子をご紹介します。
○南ヶ谷湿地保全活動
モリアオガエルの産卵の見られる季節です。早速、卵塊のカウントを行い、合計は80個。ちなみに、2006年52、2007年92、2008年114、2009年160*、2010年94、というのがこれまでの推移です。
*2009年は湿地内部も調査したため個数が多くなっています。
卵塊周辺の樹を探すと親の姿も見られました。その他、今後のモニタリング項目として定点撮影について、撮影場所の検討を行いました。
↑撮影者/竹村
↑撮影者/前田
○木の実豊凶調査
ムタコ沢、旧三国街道(三坂線)ともに、ブナに設置したトラップには、ブナヒメシンクイに食害された未熟種子が入っていたようですが、まだ樹にも種子は残っていたとのことです。今年はブナの結実が期待できそうです。楽しみです。
↑ブナの未熟種子(ブナヒメシンクイの仕業)
↑回収したシードトラップの中身を分別中
○ホンドテンモニタリング
赤谷林道、ムタコ林道・雨見林道の調査を行いました。ムタコ、雨見のサンプルからは、サクラが多く見られたようです。赤谷林道は残念ながらゼロサンプルとのこと。後日(7/10)の赤谷林道の調査でも、テンは1サンプルと低調な状況が続いています。
○三国山のお花畑
ニッコウキスゲやツツジの開花状況を見るために、数名で三国山へ登りました。ニッコウキスゲはまだつぼみが多かったようですが、サラサドウダンツツジ、ウラジロヨウラクの花は見られたようです。
ちなみに、「赤谷の森だより」の最新号(17号)は、竹村さん、川端さんにツツジをご紹介頂いています。ぜひご覧下さい!
http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/policy/business/akaya_project/06article/moritayori/index.html
サラサドウダンツツジ
ウラジロヨウラク
○炭窯
猿ヶ京・十日会の方々の炭窯で窯を開けるとの事でしたので、その様子を見せて頂きました。窯は粘土と石でしっかりと分厚くできていました。平均年齢は70歳ぐらい?と思われるみなさんが楽しそうに
作業をされているのは印象的でした。やはり、粘土と石の質が重要ということ。いきもの村の炭窯も、来月から補修に入る予定です。
以上です。
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