2011年6月アーカイブ

赤谷の森の虫たち

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こんにちは、サポーターの平井です。

雨見林道の春の様子と前後しちゃいますが、昨日の赤谷の日の

様子を、早速ですがアップします。

こんかいは、小出俣林道の、2011年6月5日に見た虫をご紹介します(^_^)

 

11-6赤谷-ルリクワガタ♂.jpg

まずは、クワガタムシから。

クワガタといっても、普通のクワガタとは違い、ブナ冷温帯に生息する、しかも夏ではなく、春に現れるという、ちょっと変わったクワガタです。

小さいですが、その美しい瑠璃色から、熱心なコレクターもいるそうです。こんなクワガタが見られるのも、ブナ帯を有する赤谷の活動ならではですね。

青木さんのザックに飛んできてくれました。親切!(笑)

この種は同定が難しくたぶんコルリクワガタだと思いますが、なにしろちょこまかと動くので、写真を撮るのも苦労で細部まで確認出来ずじまい。コルリクワガタは、ブナの新芽などに集まり、みずみずしい液を吸うのだそうです、そんな姿もいつか写真に撮ってみたいですね。

つぎは

11-6赤谷-32.jpg

ネジキの葉っぱにまーるい穴をあけて、お食事中の、

ヒゲナガオトシブミのオスを見つけました。

ネジキは動物には毒ですが、小さな彼らは平気なんですかね??

用心深くて、写真をもっと撮ろうとすると、地面に転がってドロン。

地面を探すと、かわりにこんなのを発見!

11-6赤谷-オオゾウムシ.jpg

でっかいゾウムシ。まさか、上のやつが下に落ちて大きくなったんじゃないか?!

そんなことないですよね。3cm以上あります。

日本最大のゾウムシ、オオゾウムシのようです。死んだふり(擬死というらしい)

をしてました。

どうです、ちょっと歩けば、ふしぎな生きものがたくさん見つかる、赤谷って楽しいでしょ。

むずかしいことは要らないから、いちど参加してみては!

 

 

 

 

 

DSCN4252_blog.jpg

ガスで県境は見えませんが、本日、平標山の山開きでした。(NACS-J出島)

サポーターの平井です。

5月の赤谷の日、雨見林道"樹木園"では、ヤマブキのほかにも、

黄色い花をつける樹たちの、花盛りでした。

美しい秋をいろどるカエデの花も、とてもすがすがしく、透明ではかない花を

つけるので、わたしは好きです。

ウリハダカエデ(雄) (2).jpg

これはウリハダカエデのオスの樹の花です。後ろにみえる、花芽をつつんでいた苞や美しい

若葉が、この花をさりげなく盛り上げていますね。

カエデってオスとメスが違うの?って思ったかもしれませんね。カエデのなかまは本当に

バラエティーにあふれて、オスメス同居の樹もあるし、いろいろなんです。

でも、いつも林道で見るあ"あの子"がオスかメスか、わかるなんて、この時期ならではでしょうね(^_^)

ウリハダカエデは結構大きな樹もあるんですが、似たような名前で少し華奢なこの樹も

ウリカエデ(雄).jpg

咲いてました。ウリカエデです、名前が紛らわしいですね、これもオスの樹でした。

(写真ではちょっとわからないかな~)

オスばかり続いたので、最後にメスの樹も。

オオバクロモジ(雌).jpg

オオバクロモジの女の子(メス)です。ついでにオスの花のアップも。

オオバクロモジ(雄) (2).jpg

何が違うかって??男の子のほうが、ぱっと見、花が大ぶりです。

(ルーペでのぞくと、もっと違いがはっきりします。面白いからやってみよう!)

何はともあれ、赤谷の日で、たくさんの種類の樹が満開なのに出会うことはめったに

ないので、幸せ感でいっぱいでした(^o^)/ 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月赤谷の日(6/4-5)

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NACS-J出島です。
6月赤谷の日のご報告です。
両日とも天候に恵まれ、予定通りの日程を終わっています。
赤谷の森ではササバギンランが目立ち、エゾハルゼミが大合唱でした。
http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/akaya/photosouko.html

▼1日目
・南ヶ谷湿地調査と保全
現在進行中の南ヶ谷湿地検討会の結論に基づいて、一部で開放水面を確保する手掘り作業を行いました。レンゲツツジを期待しましたが、開花直前のつぼみ、タゴ、モリアオ、シュレーゲルの声が楽しめました。

DSCN4222_blog.jpg

・木の実豊凶調査
ブナが多く花を付けています。2005年の豊作以降、ブナが実を付けるのを待ち望んでいる豊凶チームです。今年は期待できるかもしれません。設置漏れとなっていたムタコ沢のトラップは、赤谷の日終了後、赤谷センターに設置して頂きました。ありがとうございます。

DSCN4248_blog.jpg

これは誰の仕業でしょうか???

 

・ホンドテンモニタリング
雨見林道、小出俣林道、ムタコ林道のサンプリングを実施。ムタコ沢では、昆虫食として、エゾハルゼミと思われるものが目立ったとのこと。土から出てきて羽化直前のものを食べているのではないか?との見立てです。詳細は→http://www.nacsj.or.jp/akaya-blog/cat537/cat540/

▼2日目
・いきもの村自然誌調査/トレイル整備
ササバギンランが目立ったのと、コブナ池には昨年あんなに沢山いたクロスジギンヤンマのヤゴがいなくなってしまったようです。上段のトレイルは、昨年秋の落葉はきの効果で、ヤマビルがすっかり少なくなりました。来月は、昨年作業した相俣の水管橋の様子を見に行きましょう。

・小出俣自然林復元試験地の視察
2006年に試験地として設定した、カラマツ漸伐地の4年間のモニタリングの結果をご紹介した後、
今年予定しているスギ林の試験地について林内を歩きながらご紹介しました。今後、この小出俣の試験地についてのモニタリングも動き出します。随時ご連絡しますのでご協力よろしくお願いします。

DSCN4279_blog.jpg

以上です。


 

早朝のムタコ沢

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6月4日(土)快晴
7:20ムタコ入口着。ミツバウツギの白い花が迎えてくれる。歩き出すと、ミツバウツギ、クマイチゴの白い花とフジの紫の白い花、足元にはツボスミレ、オオタチツボスミレ。しかし、タニウツギはまだつぼみで、依然例年より季節が遅れていることを実感する。
期待していたヤブデマリの花は見当たらず。既に花は終わったのか?

湿地で、クロサンショウウオの幼生が出ていたが、捕えて調べることはせず、ハコネサンショウウオの幼生を探すと、湿地の上流部で体長約5cmの幼生が見つかる。
再び林道を歩き出すと、ツボスミレの赤花タイプであるムラサキコマノツメの多いことに気付く。カラマツ林でジュウニヒトエが咲いていた。

花が少ないので、上の湿地で引き返す。
チョウではサカハチチョウ、ヤマキマダラヒカゲ、シータテハ、ミヤマカラスアゲハ、クロアゲハ、そしてなんとジャコウアゲハ。残念ながら写真はうまく撮れず。鳥はキビタキ、オオルリ、センダイムシクイ、カケス等。

take110604_blog3.jpg

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take110604_blog2.jpg

(サポーター竹村)

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ネズミ_6月3日_3:01

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ネズミ_6月2日_23:40

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ネズミ_6月2日_23:38

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コウモリ_6月2日_22:30

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ネズミ_6月2日_1:17

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ネズミ_6月1日_23:23

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ネズミ_6月1日_22:42

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ネズミ_6月1日_1:58

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ネズミ_6月1日_1:17

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