2010年4月赤谷の日(炭焼き勉強会)

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赤谷の日の2日目午後に笛木さんに来ていただき、近年の炭焼きの反省会・勉強会を実施しました。全てが灰になってしまった2回の反省としては以下の点が挙がりました。

1.窯の蓋の仕方
・蓋の粘土は粗いものと上質のものを混ぜた方が良い。粗いものとしてはいきもの村内の赤土でもOK。
・窯の蓋は、ブロックを段差を付け傾斜させて積み、さらにブロックの穴に詰めた石が手前に出っ張るようにすることで粘土が擦り落ちるのを防ぐ。
・窯の蓋の粘土は投げつける、押さえない。一度まんべんなく投げつけて覆ったら、1~3時間乾くのを待って2度めの投げつけ覆いをする。可能ならさらに1~3時間待って3度めの投げつけ覆いをする。
・蓋の粘土は厚くする。表面が乾いてヒビ割れたらトロトロ粘土を流し込んで密封する。
・煙突口の蓋も今までよりも厚く盛り上げ空気の漏れを少なくする。

2.窯の補修
・以下の補修用粘土は上質粘土にセメンを混ぜて使用する。
・窯の内側、壁部(天井は除く)に粘土の投げつけをして密閉度を高める。投げつけ前に壁面を軽く湿らす(霧吹きが良い)。終了後に火を焚き乾燥させる。可能ならその後2度めの投げつけをする。
・窯口周辺の後退部に事前の水の霧吹き後、粘土を盛りつけ口周りを厚くする。厚みは蓋部の粘土の厚みに合わせる。

今年の炭焼きは10月の3連休の実施を予定しています。そこで窯の補修を直前の9月の赤谷の日に実施することにしました。また補修用と今後の蓋用の上質粘土を、9月の赤谷の日までに手配することになりました。
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