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2018.01.25(2018.02.01 更新)

赤谷プロジェクトの地元の小学生が赤谷の森のイヌワシ研究でグランプリ賞を受賞

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専門度:専門度1

イヌワシの保全活動の研究で受賞した石飛樹君(左)と、クレイグ翔音さん(右)

テーマ:環境教育生息環境創出森林保全絶滅危惧種

フィールド:森林

日本自然保護協会は、「赤谷の森」(群馬県みなかみ町)を舞台に、生物多様性の豊かな森づくりと持続的な地域づくりを目指す「赤谷プロジェクト」を実施しています。
この度、「赤谷プロジェクト」の地元、群馬県みなかみ町立新治小学校を代表して6年生の石飛樹君とクレイグ翔音君の二人が、赤谷プロジェクトが力を注ぐイヌワシの保全活動について研究発表し、「中谷医工計測技術振興財団 科学教育振興助成」の29年度成果発表会・東日本大会でグランプリ賞を受賞しました。


赤谷プロジェクトでは、地元の小学生たちにも活動への理解を深めてもらうため、赤谷の森でイヌワシをはじめとした生き物たちを観察してもらうなど、環境教育活動にも力をいれています。

今回、グランプリ賞を受賞した二人は、イヌワシの保全現場で動物たちの「かくれ場」を作ったり、センサーカメラでやってきた動物たちを調査したりするなどし、それらの研究成果をまとめました。

 

▲二人が発表した研究の一部。群馬県教育委員会主催の「理科研究発表会」でも研究成果を発表した。

 

「赤谷の森のイヌワシを観察して、とてもかっこ良かったので研究をしました!」と話してくれた石飛君とクレイグ君。研究を進めるなかで、イヌワシの保全のために人工林を伐採した試験地までたどり着くのは大変だったそうですが、イヌワシの観察がとても楽しかったそうです。

「子供たちによるイヌワシの『観察・研究』のパイオニアは、現在、新治中学校2年生の清水厚志君と1年生の田村大翔君で、二人とも赤谷プロジェクトのサポーターです。今回、この二人と石飛君、クレイグ君の四人でイヌワシの保全活動地にかくれ場を作りました。新治小学校の5年生もかくれ場を作ってセンサーカメラで調査しています。かくれ場の研究は、6年生のクラス全員で様々な実験や観察をしてきており、それが今回の受賞に結びつきました。」と二人の研究を指導してきた同校理科担当の石坂克之先生は言います。

 

▲清水厚志君、田村大翔君、石飛樹君、クレイグ翔音君

 

▲イヌワシの保全活動地で観察をする新治小学校の子どもたち。

 

赤谷プロジェクトについて伺うと「地域の保護者PTAは、全国でもまれな、ドングリの種蒔き・育てたドングリ苗の植樹にも取り組んでいます。赤谷プロジェクトの皆さんにお世話になって、みなかみ町が100年後も、イヌワシの住める世界一のユネスコエコパークになったらいいです。」と、石坂先生。
石飛君、クレイグ君も「これからも、イヌワシ、そして赤谷の森を守っていきたいです。」と話してくれました。

私たち日本自然保護協会も、イヌワシが暮らす赤谷の森をさらに生物多様性豊かな森にし、みなかみ町の地域づくりに貢献できるよう赤谷プロジェクトの活動を続けていきます。
(※「赤谷プロジェクト」は、地域住民、林野庁、日本自然保護協会が、協働で実施しているプロジェクトです。)

 

 

 

 

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