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2017.07.07(2017.07.07 更新)

【今日から始める自然観察】竹林やささ原を観てみよう

観察ノウハウ

専門度:専門度1

テーマ:環境教育自然観察ツール

フィールド:七夕ササタケ

七夕の時期は、よくタケやササを目にしますね。日本人はタケやササを七夕飾りを始め、食料や垣根、ざるや包装材、家具、楽器など、たくさんのものに利用してきました。日本人にとって身近な竹林やささ原には、どんな生きものが暮らしているのでしょうか?

 

 

竹林やささ原をじっくり観察すると、タケやササとかかわりの深い生きものを見つけることができます。

タケやササの葉をよく見てみると、タケやササに付くアブラムシの分泌物を吸うゴイシシジミというチョウに出会えるかもしれません。もしくは、タケやササの葉を食草とするサトキマダラヒカゲやタケカレハなどのチョウやガの幼虫が観察できるかもしれません。ベニカミキリは、弱ったタケや伐採されたタケの稈に卵を産み付け、幼虫は稈の中で暮らしています。枯れた竹を割ってみると、幼虫や成虫が出てくることがあります。

竹林の地面には、ラン科植物のクマガイソウやヤツシロランの仲間が生えていることがあります。竹林を好むキノコといえば、キヌガサタケ。オオイチョウタケや、超大型のニオウシメジも竹林やその近くに発生している例が多くあります。

少し標高の高い山の方では、ササ類をよく食べるシカの痕跡を発見できるかもしれません。シカの仲間は全国的に分布範囲や個体数を増やしており、地域によってはササ群落が食べ尽くされ消滅したところもあります。また、クマはササのタケノコが大好きです。不意の出会いに注意しましょう。

そのほかにも、植物や野鳥、小動物が生活環境の一部として竹林やささ原を利用しています。竹林内の固定カメラに写ったニホンタヌキ、イノシシがタケノコを食べるために掘った穴、ささ原につくられた野鳥の巣など興味深い報告もあります。皆さんも身近な竹林やささ原をぜひ観察してみては……?

(亀山 浩二/茨城県石岡市立石岡小学校教頭(元ミュージアムパーク茨城県自然博物館主任学芸主事))

 

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クイズの答え:春~初夏

 

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