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2017.06.07(2017.06.07 更新)

【支援者特別ツアー】幻のチョウ「オオルリシジミ」の観察・調査を行いました

イベント報告

専門度:専門度3

▲クララの蕾に産卵するオオルリシジミ

テーマ:絶滅危惧種

フィールド:草原

▲オオルリシジミの卵の調査体験

皆さんは幻のチョウ「オオルリシジミ」を知っていますか?
日本自然保護協会では、皆様からいただいた寄付を活用して絶滅に瀕する草原のチョウ「オオルリシジミ」を研究者や地域の方々と共に進めています。
6月3日にはご支援の感謝の気持ちを込めた特別ツアーとして長野県安曇野市でオオルリシジミの観察会と調査体験を行いました。

ツアーでは、研究者の方からオオルリシジミの生態と保護・研究活動の状況を学んだ後、保護区において、オオルリシジミがクララの蕾に卵を産みつける様子や草原の生きものを観察しました。そしてオオルリシジミの卵の数を数える調査や、移動距離や生存期間を知るためにつけられたマーキング個体が見られた場所を記録する調査も体験しました。

 

▲オオルリシジミの卵

オオルリシジミ(絶滅危惧IA / 環境省レッドリスト)は、火山性草原、河川敷、畦などの明るい草原に生息するチョウで、5月下旬から6月にかけて瑠璃色の美しい成虫を見ることできます。幼虫はマメ科の低木クララの蕾だけを食べて育ち、約1ヶ月で地上に下りて10ヶ月間蛹で過ごすという、クララの開花時期に合わせた生活史を持っています。かつては東北・中部・九州の3地域で、人の生活と共に生きてきたオオルリシジミですが、草原の減少や乱獲のため激減し、現在自然状態で発生しているのは熊本県阿蘇と長野県の一部のみとなってしまいました。

長年活動するこの地域でも、オオルリシジミが安定して生息する場所は1ha程度の保護区のみで、かろうじて絶滅を免れているのが現状です。
この絶滅の危機を救うために、日本自然保護協会は、地域の方々や研究者、ボランティアの方々等と連携して食草クララの保護・栽培を進め、オオルリシジミの分布拡大を促すとともに、市民参加型モニタリングによって効率的な保全方法を探っていきます。引き続き、寄付等のご支援いただきますようよろしくお願いいたします。

 

▲観察会の様子

▲参加者・スタッフで集合写真!

 

事業の詳細はこちらから

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