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2017.05.31(2017.05.31 更新)

100名の方と一緒に五感で自然観察を楽しみました!

イベント報告

専門度:専門度1

テーマ:環境教育

~五感で自然を体感!ネイチュア・フィーリング自然観察会~

日本自然保護協会は1980年代に「ネイチュア・フィーリング」を創設し実践し続けています。2017年も4月に東京にある新宿御苑という公園でネイチュア・フィーリング自然観察会を開催し、障害をお持ちの方や未就学のお子さん含めた100名近い方が参加され、春の息吹を体感しました。

ネイチュア・フィーリングは自然観察の手法であり、考え方です。
“解説”より“実際に体感すること”に徹底している点、障害をお持ちの方もお年寄りも子どもも老若男女誰でも一緒に時間を共にする点が、際立った特徴です。

ゆっくりじっくり自然を五感で感じると、身近な自然の中からたくさんの発見があります。時には2時間の観察会で100mしか移動していなかったということも。しかも100mなのに時間があっという間に感じるほどの発見と感動があったというから驚きです。

障害をお持ちの方や幼い子どもと活動するとなると、「その方の“ために”リーダーが何かをしてあげる」というイメージを持つ方もいらっしゃいますが、ネイチュア・フィーリングではそうではありません。障害も年齢も個性と捉え、その方々と“一緒に”自然観察をします。

ある個性を持った方との観察は、それを持たない者にとって、新たな発見が格段に増えます。例えば、目の不自由な方と観察した時、一見ツルツルの葉なのに、触ると毛があるという発言があり、意識して注意深く触る事でみんなが気付けたり、ある木の新芽をこすると種類は全く違うのに、なぜかコショウのような香りがするなど、目が見える人にはなかなか気づかない事実をたくさん共有頂き、驚きに満ちた観察になりました。ネイチュア・フィーリングでは、こういった驚きや感動を毎回経験しています。

自然をありのまま五感で感じ、体感すること。
それは癒しでもあり、実は自然保護にもつながります。ふとした時に出会った香りで、何年も前の記憶が急によみがえった経験がある方も多いのではないでしょうか。そのように五感で感じた印象は、月日が経っても心にとどまります。そしてそれが自然への愛着につながります。

日本自然保護協会では、自然と人との深いふれあいを通して、自然を愛おしく感じ、自然を理解し、そして何かあった時には自ら動く、そんな仲間を増やすべく、ネイチュア・フィーリングをはじめとした体感型の自然観察会を時代に先駆けて実践し続けています。

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